はじめてのリフォーム

私の作る型紙は2シーズン着用できるようにしています。
でもワンウェイの生地は2シーズン使えないことがしばしばです。
このレオタードもそうでお母さんが今年も新しいのを作る予定でした。
　
ほんの少し脇がきついだけ、背が伸びたので胸のところが危ないかもというだけ
それで
脇をほどいて少し大きくして、肩紐ははずしてパワーネットをつけて胸のところにスパンを散らそう
とお預かりしてきました。

足回りのゴムはそのままで脇をほどいてみると
横伸びに使った前見頃の縫い跡がくっきりなので
後見頃だけ脇を大きくして縫い直しました。
肩紐をはずしてパワーネットではなくシースルーストレッチの前見頃だけ手縫いでつけたところで
「本当にこれで大丈夫かな？」
念のため大会のときの写真を確かめてみると
去年の写真で胸の位置がかなり低い！型紙がおかしかったのか、それとも…
気がついて足回りのゴムをチェックしてみると伸びが悪い
股下の縫代もたくさんあるし、これは足回りのゴムもはずして縫い直そう！

お母さんの愛情がこもった衣装だから本当はここまでしたくないけれど。
脇線を大きくした分背中のくりも大きくしなければいけないので
思い切ってステッチのところで切って、後見頃はミシンがけ
　
ありゃ、少し左が上がっているけどこれはゆるしてもらおう！
胸の飾りは縁ぎりぎりに付け直し、でも脇はスパンが出ていると痛いので内側に
　

スパンとビーズでできた花はテープ状になっているのを切って使いますが、
この小さい花は壊れやすい

そこで裏の糸全部にたっぷりボンドを縫って薄い布を貼って補強しておきます。

レオタードに縫いつけるときもボンドで貼ってから糸で縫いつけます。